アメリカ50州のうちの49州で雪が降っているそうです。2月12日金曜日の時点で滅多に雪の降らないフロリダ州にさえも雪が降っており、アメリカ国内の3分の2は雪で覆われているとのこと。
唯一雪が降っていない州はここハワイ州のみ。
冬の間はハワイ島のマウナケア山頂(国立天文台すばるがあるところ)が雪帽子をかぶるのですが、今年現時点では今のところ雪はない為、「アメリカ50州すべて雪」という稀な記録更新にはなっていません。
冬のハワイは朝晩は少し寒く長袖を羽織りたくなりますが、昼間は半袖、夏に比べるとやや海水は冷たいものの十分に海水浴はできます。ウインドサーフィンができるトレードウインドは1ヶ月の半分位は吹き、天気予報といえば、次から次へと連日 High Surf Advisory(高波注意報)でサーフィン天国、子供も大人も大好きなボディボードは海遊びの定番だし、最近はスタンダップパドルボード(大きなサーフボードでパドルで漕ぎながら移動、波乗りする)も流行っているので、海で遊ぶことには事欠きません。
過去にはハレアカラ山頂が雪に覆われたこともありましたが(→過去の記事:マウイで一番寒かった日 http://mauiwind.livedoor.biz/archives/293331.html )、今年は今のところ比較的暖かい冬のマウイ、標高があり少し気温の低いアップカントリーでさえも日差しは暖かくぽかぽか、太陽のぬくもりに抱かれながらこのまま昼寝モードに落ちていきたくなるような幸福感、ビーチの日差しの下では暑いくらいで、海にはいって濡れてちょうどいいころあいといった感じです。
このようなわけで、冬のハワイはアメリカ本土やヨーロッパからの避寒で訪れる観光客ピークシーズンです。 でもこの時期は学校のお休みと重ならないので、子供やティーンエイジャーなどの家族連れは少なく、大人のカップルやグループがほとんどです。 アメリカ本土からは年配のカップルが多く、空港近くのコスコ (Costco = 会員制の大型ストア)でしこたま食料品とワインを買い込み、これからしばらくの間コンドミニアムにこもってビーチとプールで読書と日光浴の極楽別荘滞在をするぞ〜といった準備態勢120%の生活品買い出し観光客をよく見かけます。
長い間住んでいると、服装や全身から発する雰囲気(たぶん肌の色も)などがその土地に同化していくようで、今では誰も私のことを日本からの訪問者だと思う人はいなくて、観光客から本当によく(道を聞かれたり、お店の場所を聞かれたり)話しかけられます。
私の英語だけは変わらず日本語訛り丸出しですが、伸ばしっぱなしのロングヘアに長年の紫外線でやられちゃったお肌に、1年中同じ季節の服を着てるもんで自然と着古してしまうシャツにサーフパンツ、安いビーチサンダルにビーチサンダル型土方焼けの足の甲(笑)。。。とやっぱりどう見ても土着人と化してるかも?。。。
私の息子のカイは思いっきりローカルボーイなので、例えばショッピングセンターのフットロッカーとかホノルアサーフカンパニーとか観光客もよく出入りをするようなお店に行くと、若い店員さんは最初普通の標準英語で " Hi, how are you guys doing today ? (ここで英会話教室:お元気ですか?という意味ですがこの場面では日本語風だといらっしゃいませと意訳解釈したほうがよい)"とか話しかけてくるのに、息子が "Hi, it is good, thank you.(どうも、こんにちわ)" と一言発するやいなや、そこから店員の言葉はローカル英語に早変わり、いつも聞き慣れているただのローカルボーイズ同士のアロハイングリッシュの世界ができあがっています。 そこへ観光客と思われるお客さんがはいってきて、振り返った店員くんは、また標準英語に戻ります。
(これって、東京で標準語を話している人が、相手が自分と同じ大阪出身の人だとわかるやいなや、お互い突然大阪弁で話しだすのとまったく同じ図というわけです。)
そういえば、日本へ行った際に東京都心で宿泊したホテルでは、うちの子供達黙々と普通に歩いていただけなのに、ホテルマンに英語であいさつされていました。身体から発しているオーラが南国風にのびのびしすぎていたのか、服装が洗練された日本風ではなかったからか。。。?
久しぶりにヨーロッパはオランダに住む友達クリスチャンから便りがきました。
クリスチャンは2年前まで長い間マウイウインドサーフカンパニーに居たスタッフ、もともとはドイツ人ですがグリーンカードを持っていたので長い間マウイに住んでいました。
クリスチャンは、マウイが恋しい恋しいといつも言っています。
最近アルーバ(カリブ海にうかぶ島。ウインドサーフィンのメッカでもある)にバケーションに行っていたそうですが、ウインドサーフィンも海も環境も、マウイの良さからはほど遠く比べ物にならず、そうなるとますますマウイのことばかり考えてしまうと言っています。
マウイ焼けの痕跡もなく白いお肌にモコモコのセーターにジャケットを着ているクリスチャン、冬の長いヨーロッパから時々来るe-mailでもいつも寒い寒いと言っています。
最近日本からは、「スキーに行ってきたよ〜、雪もたっぷり」といった楽しそうなスキー場の写真や、雪に包まれた素敵な冬景色の写真を見せてもらっています。
同じ地球なのに、太平洋上ど真ん中のハワイは今日も暖かく1年中ブルーハワイ。
真冬の季節の中に居る友達へ、ブルーハワイの太陽の暖かさを少しお届けします。 届くかな、感じるかな。。。
(写真はクリックして拡大して見ると、太陽の暖かさと
潮の香りがすると思いますよ!)
(2月16日マウイ島ノースショア/ボールドウインビーチパーク)