「この完璧に暖かな太陽の光とは少しの間お別れです」と言いながら、冬気候への覚悟を決め、ホノルル空港より日本行きの国際線に乗り込みました。

8年ぶりにバケーションをとり、雪たっぷりのスキー場で過ごしました。

雪に覆われた山々、頬がキーンとする寒さ、スキー板を通して足裏で感じる雪に覆われた大地の感触、無邪気に雪山で遊ぶスキーヤーにボーダー達、外の寒さとは対照的にぬくぬくと暖かいスキー宿や足をのばしてはいれるお風呂、世界で一番美味しい日本の食べ物!着ている服の重みも、自分で荷物を持って人ごみの波に乗ってさっさと歩くのも、電車を乗り継ぎながら移動するのも、自動販売機でジュースを買うのも、ハワイ育ちの子供達にとっては日本は非日常です。まして、今回は雪という、ハワイとは全く別世界の非日常。

ずっと長い間忘れていたことだけど、かつて昔日本に住んでいた頃には、冬の間じゅうは毎週末スキー場に通っていたことを思い出しました。 スキーシーズン中に週末東京に居ることなんてできませんでした。 自分の身を、雪をかぶった山々の中に必ずおかなければいたたまれないような、動物的にその場所を欲しているようなそんな感覚だったことを思い出しました。

久しぶりに雪山で過ごした満足感と連日のスキーによる心地よい全身筋肉痛をおみやげにスキー場を後にし、実家に向かう為に鈍行の電車に揺られていました。 電車はすいていて人はまばら、ときおり乗降する電車通学の高校生をなつかしく眺め、子供達は同じ位の年頃の中高校生には興味を示しつつも、同じ服を着ていること=「制服」がめずらしく見えるようです。 「あといくつで着くの?」なんていう超一般的な会話をしながら窓の外を眺めていると、突然海が見えました。 もうこんな海の近くまで来てたんだ。。。

海を見た瞬間に何かを感じていました。

実家の近くの動物園のある丘からは、太平洋の海が眼下いっぱいに広がっていました。 
こんなに海の近くに居ると、ついさっきまで雪がたくさんの山にいたことが夢だったように思えます。

海を見ていたら、身体のどこか奥深いところで何かをすごく欲しているような気がしました。

この広い海はハワイのあのいつも見ている海までつながってるんだよね〜、ここからどのくらいの距離なんだろ〜、本当につながっているのかな〜。

雪山に居た間、すっかり忘れていたハワイの海が無性に恋しくなり、一刻も早くハワイの海へ自分の身を置きたくなりました。。。「やっぱり海だよね〜」

 

ハワイへ戻り、また半袖短パンビーチサンダルの身軽なライフスタイルに戻りました。
慣れ親しんだ場所とそこにある限られた物で過ごすシンプルライフに戻りました。
ノースショアの海を眺めながら、身も心もすごくリラックスしていました。

太陽はありがたいほどに暖かく、息子のカイは「今すぐビーチに行って、身体を解凍だ!」と言っています。


雪も海も、そこにあるだけなのに、こんなに楽しくてしょうがない、こんなに気持ちいい、
海が遥か遠くの島までつながっているように、自然と人間もつながっています。
そして遠く距離は離れていても、人間と人間もつながっています。

マウイ島にはこの春一番の強いトレードウインドが吹き、カナハにはウインドサーファーやカイトサーファーがあふれています。

風に吹かれ(といっても現在かなり爆風モード)、海につかったら、私の中のスイッチも勢いよく「ポン」と、未練がましいスノーモードから本来のサーフモードにはいりました。

私が居たくてしょうがなかったところはやっぱりマウイの海、自然の中で感じるままに導かれるままに「やっぱり海だよね〜」というわけで、今年もマウイはウインドサーフシーズン突入です。

springwind

カナハビーチパーク
この春一番の強いトレードウインドが
吹きまくっています。 

 

Kanahasp

(海にはいっている4人の子供のうち、
2人はジーンズとシャツ=洋服のまま
海にはいっちゃってます。笑)