日本でも夏で暑くなると、かき氷が食べたくなると思いますが、こちらマウイでもそうです。

甘ったるく暑いと食べてるそばから溶けてどろ〜っとしたアイスクリームよりも、かき氷はいつまでも冷たく、口の中も身体の中も一瞬だけでもカキーンと冷たくなるので、暑い日は本当にリフレッシュします。

かき氷はこちらではシェイブアイスといい、ハワイでは昔ながらのローカルの味として親しまれています。

オバマ大統領がハワイ(オアフ島)へバケーションで滞在した時も、シェイブアイス屋の外のベンチで子供と一緒にシェイブアイスを食べているところが写真に撮影され、ハワイ観光局のウエブサイトにも思いっきり使われています。

野外イベントやフェスティバルなどでは、シェイブアイスはどこでもとぶように売れます。シェイブアイスはハワイローカルの味の代表選手であることは間違いありません。

ここでちょっとだけ余談ですが、ハワイローカルの味定番と言えば、

スパムむすび

プレートランチ

アヒポキ

シェイブアイス

リヒモイ

上記全て知ってるよ、食べたことあるよ大好き! という人は、かなりローカル食通度指数高いです。(とくに最後のリヒモイを知っていたら、あなたはかなりのローカル精通度。)

観光地やガイドブックのレストラン巡りだけしているとなかなかローカル実生活の食生活には出会えません。 おしゃれ度は無視して、いかに安く美味しいものを食べようかということに視点を移して探索しはじめると、観光客食生活からローカル生活者レベルの食生活へ自然となりますので、けっこうたくさん発見がありますよ。
ですから、リゾートホテルではなく、キッチン付きのコンドミニアムに滞在してスーパーマーケットへ足を運ぶような滞在型の旅行スタイルにするだけでも食の視野がだいぶ広がります。


さて、話を戻してシェイブアイスですが、
その日はやはりとても暑く、パイアのシェイブアイス屋は店内待つ人の列。 シェイブアイス機はひとつしかなく、オーダーごとに氷をガシガシするのでちょっと時間がかかりますが、やはりその待つ時間というのが、欲しいものを手にした時のありがたみをさらに増幅させるのです。

シェイブアイスには、各種違った味のカラフルなシロップをかけてもらいますが、皆が好きなよくありがちなパターンは”レインボウ”といって赤青黄色(味的には、赤=いちご、青=バニラ、黄=バナナ)の3種類をかけてもらいます。

無難路線で行きたい人は、赤=いちご をオーダーする人が多いような気がしますが、気をつけて食べないと口のまわり、唇と舌が真っ赤っかになります。 赤ならまだかわいいのですが、青=バニラは真っ青になってしまうので、彼とのバカンスということでおしゃれをして完璧にきれいなお化粧で決めてるお嬢様方は、唇が真っ青になると、パンクファッション的というよりもむしろちょっとホラー的になりまわりの人が怖がるので、気をつけて食べてくださいね。

私の息子のカイ、いつものごとく喜んでこのシェイブアイス屋へ入って行き、”いつもの味”をゲットし、お店からニコニコしてでてきました。

その味は、これぞローカルの味 ”Li Hing Mui リヒモイ”です。 色は少し茶色がかった赤で、パウダーが少しかかっています。 ほんのりと梅の匂いがして、これが好物な人にはもうとっても豪華なシェイブアイスに見えてしまいます。 いちごやバニラやバナナという単語と違って、リヒモイという単語を知っている旅行者はほとんど皆無、こういうところでニコニコしながらリヒモイをオーダーするのは間違いなくハワイ育ち。

食べたことがないからどんな味だかわからないし、だからオーダーするのもちょっと気がひけると思いますが、けっこう日本人には昔なつかしい味的で、受け入れやすいのではと思います。 ぜひ今度お試しを! でもリヒモイも、口赤くなるので気をつけて。



shaveice**************
手にもっているのはいっちばん大きいサイズ(ジャンボサイズ)、こんなに大きいサイズはひとりでは食べられないので買わないように!