メイドオンマウイ元気のスパイス

元気のスパイスを、ハワイマウイ島からお届けします。 アロハエッセンスとマウイの風を感じてもらえるとうれしいです。

クリスマス

This Christmas - ウクレレクリスマス

Haleakalaおかあさん(私)は、山へのこぎりと作業用手袋を持って、 クリスマスツリーの収穫に行きました。 

息子が小さかったときは、ボーイスカウトでさんざん行っていたので、収穫スポットや手際はわかっていますが、今年は主人も息子も忙しかったので、今回は娘のレイと女2人だけで行ってきました。 

特に今年は不況と失業率10%が影響しているのか、マウイではクリスマスツリーを購入している人は明らかに激減しており、町もクリスマスデコレーションはいつもよりも地味な感じがします。

Horseクリスマスツリーを買おうかどうしようかと考えながら、ローカルの売ります買いますオンライン掲示板見てたら、 
WANTED, Xmas Tree. お金がなくてクリスマスツリーを買えません。トラックとのこぎりは持っています。」という記事があり、なんだ、これまさに私じゃん、みたいな。。。 山のあたりは自分の家の庭や土地でクリスマスツリーを育ててる(または自分の土地に勝手に生えている)人がいるので、タダでくれる人もいるかもしれません。 

でも、なにはともあれ今年もクリスマスツリーをタダでゲットできてよかったよかった。ハレアカラの自然保護にも貢献したし、姿形はパーフェクトシェイプじゃないけど、夜ライトがチカチカ光ってるとやっぱりいいものです。


今年のクリスマスは、娘のレイが中学校で所属しているウクレレバンドのマウイ島内6カ所クリスマス巡業ツアーで忙しく、12月初旬のアップカントリーマカワオの点灯式から始まり、カフルイのクイーンカアフマヌセンター、ラハイナキャナリーモール、パイアの町、老人ホーム、マウイモールと、巡り巡って演奏しておりました。

ウクレレバンドは中学校2年生で選択科目で選択することができ、この時点である程度のレベルに到達した生徒は中学校3年生で晴れて学校代表正規のウクレレバンドとして選択科目として授業を受ける事ができ、こうしてマウイ島内ショッピングセンターなどへのコンサート巡業へ参加できます。 秋にはマウイでは恒例となったローカルも観光客も皆が無料で楽しめるウクレレフェスティバルで演奏しました。春には小学校へでかけていって演奏したり、そして5月にはカリフォルニアのディズニーランドへ行って演奏する予定があります。

ユニフォームはアロハシャツ、フラダンサーはアロハシャツとおそろいのフラスカートでそろえ、クリスマスソングもウクレレの音色とビートでハワイアンスタイル。きよしこの夜をハワイ語で唄ったり、クラシックなクリスマスソングや、ヒップホップ歌手のポップなクリスマスソングをカバーするだけでなく、子供達が自分たちで作詞作曲したクリスマスソングも演奏します。

4人ほどのグループに別れて1ヶ月位かけて自分たちだけで作詞作曲し、できあがった曲を授業の中で発表しあい、全員で気に入った曲を投票して選ばれた4曲が演奏曲として組み込まれます。 ウクレレのコードとリズムをほかの子たちに教えて、ボーカルとメロディのピッチは作詞作曲者が行い、ビートは全員で演奏といった具合です。

娘のレイは男の子3人との4人グループ、本当は仲のよい女の子グループでやりたかったそうですが、ちょうどグループ分けをした週にバスケットボールの遠征試合にでかけており授業を休んだ為、同じ遠征試合にでかけていた男の子3人+レイが余り物(?)として、グループ結成となってしまったそうです。 それでも普段から仲良くしているバスケットボール仲間であり、特にそのうちの1人オースティンは歌とブレイクダンスが大好きな根っからのパフォーマー、オースティンがウクレレを弾きながらメロディをつくり、レイがその曲に詩をつけたそうです。
ほかの2人は、歌が完成するのをひたすら祈りながらじっとして暇そうにぼ〜っと待っていたそうです。 アイランドポップミュージック調のその歌のタイトルは「クリスマスラブ」、演奏曲に選ばれました〜。 レイは得意のフラダンスも踊り、ソロで唄う子もいたりと、中学生のウクレレバンドの演奏巡業はとても楽しく、ウクレレの音とフラであふれたハワイアンクリスマスをたくさん楽しむことができました。

ウクレレの音とハワイアンソングはなぜか心をフニャフニャに溶かし、「今が楽しければそれでいいや、あとはどうでもいいや」的ななんともお気楽な気分となり、すべての人を笑顔にしてくれます。

(ウクレレやハワイアンソングを聞きながら怒っていたり暗くなっている人は見た事がありませんので不思議。。。車を運転しながらハワイアンソングやアイランドミュージックを聞いていると、リラックスしすぎてしまい、気づいてみるとすご〜くスロウにノロノロ運転してしまっているので不思議、安全運転にはロックを聞くよりもハワイアンミュージックがいいのかもしれません。ラジオステーションは  FM93.50  Island Music MAUI Style )

子供達も一緒に演奏して一緒に唄うのが本当に楽しそうで結束力もすごいです。

子供の親たちも毎回毎回、喜んで巡業についてきていました。
というわけで、今年のクリスマスはウクレレクリスマス。。。

ブログを訪れてくれた皆様へ、いつも読んでくれてありがとう。
太陽が暖かなマウイより

メリークリスマス そしてどうぞよいお年をお迎えください。


 ukulelehulalahaina





Merry X'mas 2007 - ハワイローカル

ALOHA from MAUI, HAWAII.
お元気ですか。
マウイドリームバケーションズより、旅のお手伝いをさせていただいたゲストの方へ、 クリスマス便りをお送りしています。

マウイ島の12月、子供たちがスクールバスに乗る朝6時30分前後はまだ薄暗く少しひんやり(といっても20度位)、晴れていれば昼間は28度位の夏になります。北から東から、時には南からと、かわるがわるにスウエルが訪れ、HIGH SURF ADVISORY(高波情報)が頻繁にだされるこの季節はサーフ天国、そして今週はやや東寄りながらもトレードウインドがはいっており、夏のハードなコンディションとはまた違った穏やかな風でのんびりウインドサーフィンをします。
海面を感じ、心地よい風をうけ、波と会話し、そして陸から離れるとなぜか普段は気づかない陸の存在感を感じます。 ビーチにあがって、砂の上に直に横たわり、太陽の暖かさに包まれながら波の音を聞いていると、なぜかとても眠くなり、眠っているようだけどまだ波の音が聞こえているようなリラックスモードになります。海にいるこの時間で、海と太陽と風と砂のエネルギーをもらい、心も身体もリセットされていくのがわかります。

hookipassマウイ島では波がはいることもトレードウインドが吹くこともごくごく当たり前のことなのですが、 毎年クリスマス直前の22日か23日頃になると、マウイ島の新聞マウイニュースの1面で必ずクリスマスの日の波と風予報(=クリスマスはサーフィンできるかな、ウインドサーフィンできるかなという一般人の関心を前提とした記事というわけです)がでます。新聞記事にするほど、重要事項というわけです。今年はクリスマス翌日の26日頃に10-12フィート(3〜3.5メートルハイ)の大きなスウエルがはいりそうです。
先日、娘のフラダンスに使う道具を調達しに、マウイ島ノースショアのパイアにあるお店に行くと、人の気配がない閉ざされたドアには手書きで営業時間が一応書いてあり、その下には 《よい波がはいっている時は、お店は営業していないことがありますので、またあとで来てください。もし緊急の場合には(携帯電話の番号)へ電話してください。》と書いてありました。たった今通り過ぎてきたホキーパ、確かに波は思いっきりはいってました。 「携帯には絶対電話しないからね〜、だって波乗りしてたら、目の前の波のほうが最重要緊急事項で、電話にでられないでしょ!?」 なんてことを思いながら、こんないまだに思いっきりハワイアンのライフスタイルに笑ってしまいました。

過去10年ほどのあいだにマウイ島にはアメリカ本土より随分とたくさんの大型チェーン店がはいり、近代的な様相のところも多くなり、物資の品揃えも昔に比べて相当多くなりました。それでもやっぱり顔見知りの定員がいるローカル家族経営の小さなお店へ自然と足を運んでしまいます。行くたびに友達に会うようなそんな気分で、顔見知りの定員と談笑し、いわば長いあいだご近所づきあいをしているようなそんな家庭的な居心地さを感じます。大型店ほど商品の数はもちろん多くありませんが、たとえばスーパーだったらローカルのすぐそこの庭の畑でつくった新鮮な野菜を売っていたり、そのスーパーのキッチンでつくった家庭料理風のお弁当(家庭料理レベルの規模でつくっているので、そのお店でしか味わえないというところが特別)があったり、またレストランだったら世界でそこに1軒しかなくそこでしか食べられないわけで、それを売っている人やつくっている人の温もりや愛情がまだ感じられるというのが、とても貴重です。 品数が限られている分、その日そこに売っているものの中から選ぶという謙虚な気持ちも生まれ、そこにない物への不満や勝手なこだわりよりもむしろ、そこにある物への感謝の気持ちがわいてきます。

パイアやマカワオなどのローカルエリアでは、今でも交差点でお互いに車同士譲り合い、車に乗っているので目や身ぶり手ぶりだけの一瞬の会話ながらも、お互いを思いやる波動を感じるだけで、幸せな気分になります。 逆にタイミングが悪く譲り損ねてしまった時などは、悪いことをした気分になってしまいます。
「そこにあるジュース、今日99セントだよ。買ったほうがいいよ」なんて買い物途中に突然そこで初めて会った人から言われたり、郵便局の長蛇の列でこれまたそこで初めてあった人と結局ずっと会話していたり、私の息子はハワイ訛りの英語のせいでどこへ行ってもすぐ定員や従業員と親しくなってしまうなど、人とふれあうことがまだまだ多いのも、のんびりしたハワイならではかと思います。

今年ハワイローカルで一番の話題はハワイ大学のフットボールチーム。ハワイ大学史上初のリーグシーズン12勝0敗を記録し、さらに大学史上初で栄誉あるシュガーボール出場権を獲得(選ばれた上位のチームだけがリーグシーズン後にプレイできるボールシリーズ)、1月1日にアメリカニューオーリンズでプレイするということで、ハワイローカルは狂ったように盛り上がっています。1月1日午後は、テレビ観戦の為に、街からローカルの姿が忽然と消えることは必須といったところ。
そのハワイ大学のクオーターバックプレイヤーは、ハワイアンローカルではなく、カリフォルニア育ちのアメリカ人、スタープレイヤーのブレナン選手が次のように自己紹介をしていました。”ハワイは、ありのままの自然と共にLIFEを楽しむことを教えてくれた。ここでは人は、持ち物や着ているものや乗っている車で人を見ない、人間そのものを見てくれる。だから世間体を気にすることもなく、素のままでいられる。そんなハワイアンポリネシアンカルチャーが大好きだ。”

私も、かっこつけなくていい自然体のままでいられるカルチャーが好きです。
そんな自然体になれるカルチャーと、自然と人から与えられるたくさんのエネルギーは、 ハワイに旅行に来られる誰もが同じように感じ、元気になれるから何度もまた戻ってきたくなるところなのではないかと思います。 海で過ごして元気をもらい、人間の視界と同じ180度おさまる写真に撮っておきたいような自然の景色に心洗われ、人とふれあうことでエネルギーをもらっていると思います。
そして私にとっては、マウイドリームバケーションズのゲストの方とe-mailやお電話での出会いから始まり、旅行のプランをしている最中も、現地で運悪くトラブルに遭遇してしまった時でさえも、そして運良くお会いできたときも含めて、いつもたくさんお客さまから元気をもらっています。

  マウイドリームバケーションズおよびマウイウインドサーフカンパニーをご利用いただいた方、過去旅のお手伝いをさせていただいた方、そしてこれからハワイに来られる方、すべての方との出会いに感謝を込めて、マウイ便りとクリスマスメッセージをお送りします。
メリークリスマス、そしてどうぞよいお年を!
2008年が皆様にとって元気で幸せな1年でありますように!  アロハ。

 

 

by Yoko, December 2007

Merry X'mas 2006 - 幸せを感じる時

Aloha from Maui, Hawaii!

マウイドリームバケーションズに旅のお手伝いをさせていただいたゲストの方へ、 暖かく、穏やかなトレードウインドが吹くマウイ島より、クリスマスメッセージを贈ります。

マウイ島ノースショアの海に真っ白な”新雪”が届きました。東寄りの風に北西のスウエルがはいり、次々とセットではいってくる波があまりに忙しくブレイクしつづける真っ白な波は海の青さを背景にさらに純白に見え、 ホキーパから約16キロ先のカフルイまで見渡せるノースショアの海に雪が積もっているように見え、この時ばかりはかつて日本で週末ごとに東京から通いづめていたスキー場の雪山を思い出し、頭の中で勝手にホワイトクリスマスにしています。ちなみにこの新雪状態は波がわれすぎでサーフィン日和ではありませんが、翌朝にはきれいな波がはいり、クリスマス25日までサーファーたちはこのスウエルのギフトを楽しめそうです。

街はクリスマスショッピングの人であふれ、クリスマス休暇をマウイで過ごすために続々と到着するツーリストでさらににぎやかになり、1年のこの時期ばかりはカフルイのコスコとセイフウエイは、こんなに人がたくさんいるのは見たことがないという位、だから買い物は午前中一番で、でも野菜だけはどうしてもローカル産のものを買いたいので、青空市場か、アップカントリーのローカルスーパーへ。

私が一番好きなクリスマスシーズンの過ごし方は、息子のバスケットボールの練習の帰りがてら、クリスマスライトで飾られたマカワオの街とその近辺の住宅地(一般住宅も家の外に派手なクリスマスライトをつけたりこれまた派手なサンタクロースやトナカイでデコレーションしている家がけっこうあるのです)をドライブしながら観賞すること。そして、人々が街で忙しくショッピングをしている日曜日の午後には、いつもより人が少ないカナハビーチへ逃避、さらさらの砂の上に寝転び、波の音を聞き、今日はウインドサーフィンには風がたりないな〜、つりざおでも持ってくればよかったな〜なんてことを考えながら、いつも忙しくばたばたとせわしなくしている自分の時間を止めて、今年1年のことを考えます。

いつ、どんなとき、自分は幸せを感じるかということについて考えてみると、”けっこう自分の人生捨てたもんじゃないな、生きているのは幸せなことだな”と、生きていることに感謝することを思い出すことができます。

私が幸せだと感じるとき=友達と談笑しているとき、ワイルクのドライヌードルを食べて顔見知りの店員と談笑するとき、マウイベイクショップのフランスパンを買ったその場でちぎって食べて新鮮なパンの味わいを感じるとき、運動したあとにシャワーを浴びたとき、カナハで母なる海に抱かれウインドサーフィンをするとき、アイランドミュージックを聞きながらドライブしているとき、早朝の空気が気持ちいいとき、ヨガをしながら一瞬寝ちゃったとき、子供の学校行事でボランティアとして働くとき、子供がかわいいと思ったとき、健康で仕事ができるとき、、、、と自分が幸せだと感じるときのことを次々と並べていくと、かわりばえないたわいのない小さなことなのに、それだけで幸せいっぱいに感じてくるから不思議です。クリスマスは時間をとめて、生きていることに感謝をする日。

今年ハワイにいらした方、数年前にいらした方、これからハワイへ来られようとしている方、マウイドリームバケーションズ/マウイウインドサーフカンパニーに、ハワイの旅のお手伝いをさせていただき、そして私たちは本当にいつも素敵なお客さまに恵まれ、お会いすることができ、感謝しています。どうぞよいお年をお迎えください。そして皆様にとって、2007年に幸せだと感じるときがたくさんたくさんありますように!

by Yoko, December, 23, 2006


snowhookipa マウイ島ノースショア
波で真っ白のホキーパビーチは新雪みたい 

Merry X'mas 2005 - クリスマスは波と料理とありがとう

今年もお世話になった方や大好きな人にありがとう!と感謝の気持ちを述べるクリスマスがやってきました。

 

マウイ島12月22日現在、摂氏27度、南西の風、ノースショアは3メートルハイの波、この時期にしては今日はやや小さい波、ただ北太平洋上のストームから発生したスウエルが今晩マウイに到達、明日はビッグウエイブになるとの予報、トレードウインドも戻り、明日ホキーパではビッグアクションとなりそうです。今日はそのビッグデイの前の静けさ、そしてクリスマス25日にはまた次のスウエルがやってくるというわけで、クリスマスが週末に重なる今年は、サーファーやウインドサーファーにとっては天からのクリスマスプレゼントが待っているようです。

 

先週日曜日(18日)は、ノースショアホキーパには4メートル〜6メートルハイの波が次々とセットではいり、最高40ノットの強風は木々を激しくゆらしたくさんの木の葉をちらし、一部地域では停電発生。オフショア気味の南西の風が、岸に向かってくる波を白い水しぶきをとばしながら押し上げ、美しい流線型を描いた波の内側の面は大胆に一筆書きをしたようなつるつるの滑走面をつくり、サーファーやウインドサーファーが波と一体となって戯れているという、まさにマウイの季節そのものを語る冬の海、こんな景色は毎年のごとくなんども見ているのに、毎回毎回新鮮で、 自然がつくりだすアートに見とれ、毎度毎度子供たちと、また例えひとりでも ”ワーオ!!!”と感嘆の声をあげてしまいます。 どこへ行くにもホキーパが通り道のハイクが好きな理由は、毎日毎日違う表情のノースショアに出会えること、マリコベイの谷を下って上がるとともに視界に広がるノースショアとウエストマウイマウンテン、何年たっても変わらずに心洗われます。

 

こちらではクリスマスは、日本で年賀状をやりとりするお正月とお世話になった方へ贈り物を届けるお歳暮と好きな人や義理も含めて贈り物をするバレンタインデーがいっぺんにきたかのような楽しくあわただしい季節、11月末の感謝祭休暇が終わると、街はいっせいにクリスマスのデコレーションとなり、大きなコンテナでマウイ島に出荷されてきたクリスマスツリーは店頭に並ぶやいなやすぐに売り切れ、クリスマスショッピングの人であふれます。 特にクリスマス2、3日前からクリスマスイブまでは贈り物をラッピングしたり届けたり、クリスマス行事があったりと忙しく、クリスマス当日はやっとゆっくり過ごし、12/26以降は今年の残りロスタイム、12/31に花火をやって来年の抱負などを考え、新年あけるとあっけないくらいすぐに元の生活へもどります。日本でいうお正月気分や新年会というのがありません。

 

今年の9月より私の長男は中学生(11歳です)となり、12/21の冬休み前最終日は学校は半日、学校ではDJを呼んでダンスパーティをし、その後はホームルームでパーティ、私は前の晩から巻寿司つくりの準備をし、当日は朝5時に起きてせっせと巻寿司をつくりました。前日は贈り物のクリスマスクッキーを大量生産したばかり、クリスマスディナーをつくることを考えると、普段食事係は主人と交代制となっている我が家では、私がもっとも長時間キッチンにいる時期ではないかと思います。
ところでこの巻寿司ですが、マウイに来て子供たちが学校に通うようになってから、生まれて初めて自分でつくるようになりました。サッカーシーズン最後のピクニックパーティで、”寿司づくり教室”で習ってきたばかりの巻寿司をつくってきた友達がおり、それをまねてやってみたのが最初、当初は空中分解ばかりしていた悲しい状態でしたが、今では裏巻き寿司(中が海苔で外側がご飯になっているもの)もつくれるようになり、自分で言うのもなんですが、好評です。
こちらで中身に使う具は、にんじん、紫キャペツ、きゅうり、万能ネギ、アボガド、ツナ缶です。私の知っている日本で食べていた太巻き寿司の中身とは様子が違うのですが、ヘルシーで軽くていくらでも食べられます。こちらのベジタリアンフードショップなどで売っている巻寿司は上記のような野菜に加え、豆腐(木綿豆腐風のかたいタイプ)がはいっていることが多いです。

 

クリスマスクッキーは、今年はじめてアメリカ風に、ジンジャーブレッドクッキーを娘とつくりました。人形型に型抜きしたクッキーにフロスティングでスマイルフェイスを書いていくのは楽しいもの。レシピはもちろん日本のお菓子本からのレシピ、アメリカのスイーツはどうも甘すぎたり風味がかたよっていることが多く、日本のレシピ本でつくるお菓子とマカワオのコモダベイカリー(日系人ベイカー)とワイルクのマウイベイクショップ(フランス人ベイカー)にはかなわないかと思っています。

 

クリスマスになるとクッキーを焼き、今年お世話になった人のことを思い、感謝の気持ちを言葉にしたカードと一緒に自分でデリバリーします。でもいつも贈り物をした人に後日会ったときに言われるのは、”このあいだは素敵なカードをありがとう”です。クッキーはどうでもよかったよという意味ではもちろんないと思いますが(だといいのですが。。!?)。
息子のサッカーチームのチームママ(コーチと子供たちの両親との連絡係)を4年間やりました。シーズン最後にいままでチームママをやってくれてありがとうと皆の前で言ってもらえた時、こんな私でも誰かの役にたてたと思い幸せでした。そのときにもらったプレゼントよりも、ありがとうという言葉がいつまでも心に残っています。
だから、毎年カードにはThank you for xxxxxxxx と、その人の存在の何に対して感謝しているか書いています。 Thank you for car pooling with me, Thank you for your hard work, Thank you for your coaching, Thank you for being nice to me. などという具合に。(ちなみに car pooling=子供のサッカーの練習などに、家の近い人同士で親が順番に車をだして数人の子供をまとめて送り迎えすること。車社会のこちらでは必須。子供も友達と一緒に行けてハッピー。)

 

”ありがとう”と誰にどうやって言おうかと考えていると、不思議と悪いことも忘れることができ、自然と感謝の気持ちがわいてきいます。何かで子供の短所を直すのではなく、長所をのばせ と言う言葉を見ました。長所をのばすことのほうが実際楽しく、短所は悪いところではなく単なる個性の一部、そう言われるとずいぶん気持ちが楽になります。

 

相手に感謝をすること、相手のよいところを探すことに神経を集中すると、幸せな気持ちになってきます。

 

マウイドリームバケーションズに旅のお手伝いをさせていただきありがとうございました。 ご滞在中にお電話くださった方、マウイウインドサーフカンパニーのほうへお立ち寄りいただいた方(働くママで上記のとおりcar poolingしていることもしょっちゅうなので、私はなかなかショップのほうに居るチャンスがなくてすみません)、ご帰国後にメールをいただいた方、また今年はハワイには来られなかったけど過去にお手伝いさせていただいた方、ありがとうございました。

 

beachどうぞ素敵な新年が訪れますように、メリークリスマス!

 

 

by Yoko, December, 22, 2005

 

Merry X'mas 2004 - クリスマスは感謝の日

こんにちわ。マウイ島より季節のごあいさつをお送りしています。

 

この時期マウイ島のノースショアには連日次から次へとビッグウエイブ(スウエル)がはいります。先週ホキーパビーチパークは2日間クローズアウト(立ち入り禁止)となり、ツーリストやローカルの人々はただただじっと美しい流線型を描いた波を見つめ、通りがかりの車のドライバーは全員よそみ運転をしていました。
ウインドサーファーにとっては有名な世界一のウエイブスポットであるホキーパビーチパークからはウエストマウイマウンテンを背景にノースショアの海岸線沿いをずっと見渡すことができるのですが、スウエルがはいったときは白い波がノースショア沿いカナハビーチパークの先までずっとつながって見え、海に降った新雪のようにも見え、海が生きていてパワー、エネルギー全快、自己表現をするのがうれしくてしかたがないような感情を表現しているようにも見えます。

 

さて、”ハワイのクリスマスはどんなクリスマスですか?”とよく聞かれます。おそらくハワイのクリスマスは世界一季節感のないあっさりとしたクリスマスかもしれません。かつて私は、クリスマスはやっぱりスキー場でホワイトクリスマス、キーンとした寒さと初雪初すべりに心おどり、街ではクリスマスケーキが並び、クリスマスツリーにはかならず雪を飾って。。。というイメージでしたが、いま私のいるマウイではクリスマスツリーに雪(綿)がかざってあるのはほとんど見ませんし、あと日本では絶対にかかせないと思われるクリスマスケーキという概念もないようです。ドライフルーツたっぷりのフルーツケーキ(なぜかこのケーキを好きだという人を見たことがありません)、年中定番のチョコレートブラウニー、この季節になると店頭に並ぶ輸入もののベルジャンチョコレートがよく登場します。私が見た唯一のクリスマスケーキは、ワイルクのフランス人パティシェがやっているベイカリーで売っていた、ヨーロッパ伝統のクリスマスケーキ(ロールケーキのまわりにクリームがぬってあってデコレーションしてあるもの)です。セイフウエイやフードランドで売っているような過激な着色と甘さのアメリカンケーキよりも品があるし、うれしくなってオーダーしようかなと思いましたが、お値段お高めでひるんでしまいましたので、やっぱり今年も自分で生クリームとイチゴののった伝統的日本式のクリスマスケーキを焼くことになりそうです。

 

クリスマスはなんといってもお歳暮の季節といった感が強く、仕事の関係や友達同士などプレゼントやカード(日頃の感謝の気持ち)の交換をしまくります。日本のように年賀状はありませんので、すべてはクリスマスに集中しており郵便局は連日長蛇の列、先週土曜日はクリスマス前最後の土曜日だからか、まるで住民全員がショッピングに街にくりだしているようでカフルイの街はいつもより車がすごく多く渋滞直前状態に近く、あやうく息子(10歳です)のサッカーの試合集合時間に遅れそうになりました。

 

うちのクリスマスツリー、例年のごとく息子のボーイスカウトの自然保護活動をかねてハレアカラ山頂付近へとりにいきました。山の天気は快晴、すんだ空気の中、下界がはるか彼方にくっきりと見え、少し冷たい空気と木のにおい、自然の音が心地よく、しばらく下界(=自分の実生活)へ帰りたくないなーという気持ちでした。

 

ウインドサーフィンで海の上から陸を見ると、やはり同じように感じます。風をきる音と波の音だけが聞こえ、万年ウインドサーファーのはしくれである私は120%の集中力がないとこけてしまいますから、日常の心配ごとなど考える余地もなく、海の上にいるときだけは誰にも邪魔されない自分だけの世界、自分と自然と対話できる貴重な時間です。

 

クリスマスであろうが新年であろうが、波がはいればサーファーは海に群がり、トレードウインドが吹けばウインドサーファー(ツーリスト、ローカル含め)がどこからともなくわいてくるマウイ。実生活から離れるとリフレッシュして、エネルギーもわき、頭の回転もよくなり、また実生活に戻れる、そんな束の間のリフレッシュが身近でいとも簡単にできるマウイだからこそ、マウイの人々にとってはクリスマスよりも、ビッグスウエルやトレードウインドが吹くことのほうがエキサイティングで重要なことなのかもしれません。

 

先週子供の小学校のクリスマスプログラム(学年ごとに歌や演奏を披露するクリスマスミニコンサート)で、先生が子供たちに教えていました。 ”クリスマスって何ですか? クリスマスはプレゼントやごちそうやパーティをすることではなくて、自分の家族、友達、そしていま自分がここで生きていることに感謝するための日だよ”と。

 

マウイドリームバケーションズに旅のお手伝いをさせていただいたお客さまへ感謝の気持ちをこめて、今年はがんばってマウイだよりを書いてみました。メリークリスマス! そして素敵なニューイヤーをお迎えください。
そしてそして今日もよい一日をお過ごしください。

アロハ。

 

 

by Yoko, December 21, 2004

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*プロフィール*
内藤葉子 Yoko Naito
マウイ島にて現地旅行会社と
ウインドサーフショップをしています。
ぜひ遊びにきてください。


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