メイドオンマウイ元気のスパイス

元気のスパイスを、ハワイマウイ島からお届けします。 アロハエッセンスとマウイの風を感じてもらえるとうれしいです。

自然

(番外編)Going Green - スーパーマーケットへはエコバッグ持参! (2011年1月11日より)

=====(お知らせ)=============

マウイ島とカウアイ島は2011年1月11日より、自然環境保護の為、法律施行に基づき、スーパーマーケットや店舗でのビニール袋 (Plastic Bag) の提供は全面撤廃となります。

スーパーマーケットではエコバッグ(簡易布製の買い物用手提げバッグ)が1ドル〜3ドル位で販売されていますのでそちらをご利用ください。

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ようやくこの法律が施行されます。

店舗でのビニール袋の提供は「違法」になる為、お買い上げになったものをビニール袋にはいれてくれません。一部店舗ではリクエストがあれば紙袋を準備しているところもありますが、紙袋はビニール袋よりもはるかに高い仕入れコストがかかるのと法律で40%以上リサイクル処理された紙袋の使用のみに制限されていますので、本当にごく一部のお店だけになると思います。

 

スーパーマーケットや店舗で当たり前のごとく際限なく提供され続けていたビニール袋は、ゴミ処理場で土に帰ることもできずにどんどん増え続けアメリカの「国花」とまで揶揄されるほど悪評高い大問題となっていました。 軽いので風でどこまででも飛んで行き、海上でも鳥や生物が食べてしまったりからまって動けなくなってしまったりと自然破壊にもつながっています。

ビニール袋(プラスチック)は、土に帰るための塵に分解されるまで450年から1000年かかるそうで、それだけかかってようやく塵になったとしても完全に土に同化されることはなく、あくまでもプラスチックの塵として残ってしまうそうです。

 

私が昔東京で働いていた頃に、初めてオランダに出張をしたときのこと、スーパーマーケットで食材を買い、レジでお金を払いましたが、お店の人は私が買ったものを袋にいれてくれようともせず、レジカウンターの上でそのまま放置状態です。 両手ではとても持ちきれない量だし、どうして購入したものが放置され無視されているのかな? これどうやって車まで持っていくのかな?と半混乱状態になっていたところ、一緒に居た現地在住の人が言いました。「すみません言うの忘れてました。ここでは袋は自分で持ってくるか、ビニール袋にいれて欲しい場合はお金払わないといけないんですよ」 レジの列に並んでいる人を見たら、ほとんどの全員が布製のバッグを持っていました。 知らない場所でも、自分の慣れ親しんでいるルールが当然と勝手に思っていた私は、このときとてもびっくりしたことを覚えています。

レジから駐車場の車までの短い距離を運ぶ為だけに(しかもカートもあるのに)ビニール袋(ゴミ)を配っているのはアメリカ商業が初めた悪しき習慣といったところのようです。

 

法律施行までの移行期間が1年半ほどはありましたので、私はすでにエコバッグ5つほどは常に車の中にいれてあり、ようやく忘れずにエコバッグを抱えてスーパーマーケットへ入るという習慣が確立しました。 習慣を変えるのには時間が多少かかり、最初の頃は車に忘れたまま手ぶらでスーパーマーケットへ入り、カートにしこたま買うものをいれてしまってからレジで気づき、ゴミ問題の張本人であるビニール袋を5つも6つも消費することに加担してしまう罪悪感を味わっていたものでした。

 

私がスーパーで日常使うものは99セント位で買った安いものですが、中にはお店のロゴがはいったものやオリジナルの絵柄がはいったものなどもあり簡易布製のものや簡易ビニール製のものは高くても5ドル位です。

なんでもはいる、軽い、安い という気軽さが気に入っており、
=ビーチグッズ用(タオルや日焼け止め、水着、着替えものなど)
=フラの教室へ行く時の持ち物用(スカート、水、ノートなど)
=スポーツジムへ行く時の持ち物用(タオル、ストップウオッチ付き時計、着替え、靴)
=仕事お遣い用(外出時に持ち出す仕事道具や、郵便物など)
=車内用の飲み物持ち運び用(空になったペットボトルも車のフロアにころがらず便利)
といった具合に最近はいろいろな行動場面にあわせてひとつづつ便利に使いこなしています。

 

ハワイ滞在中もビーチバッグや着替え物バッグ、おみやげをスーツケースにいれるときのパッキング用になったり、またハワイでしか買えないエコバッグはおみやげにもなるかもしれませんね。

 

この法律施行(2011年1月11日より)は今のところはマウイ島とカウアイ島だけです。

ハワイ島とオアフ島は、いろいろと各方面からの抵抗などもありまだ正式な施行決定までに至っていませんが、最終的にはそのうち追随することになるのではないかと思います。

 

その昔(たぶん14年位前?)国際空港ができる案が住民の猛反対により消滅し、最近では、2007年に開通した海上移動手段の豪華なスーパーフェリーは環境保護に対する多くの抵抗とジレンマの中、2009年に違法となり消滅したという出来事のいずれも、マウイ島とカウアイ島でした。

umiあるがままの自然を頑に守り続けようとする強い意志、この島には神様がいるなあと思わずにはいられません。

でも本当はこの土地に居るまたは訪れるひとりひとりの私たち人間自身が強い意志を持った神様にならなければいけないのだと思います。

いつまでも世界中の人から愛されているこの土地がいつまでもあるがままの美しさを持ち続ける為に。。。





eco bag1
Whole Foods Marketで買った
エコバッグ 
小さいサイズはランチバッグ用に便利。 

 

 

eco bag2ナチュラルフードDown To Earth(緑) 

手前はフードランドのエコバッグ
(ハワイローカルフードの絵が書いてあります。このフードが何かをすべて把握説明できる方はローカル度100%です)


eco bag3
とても気に入っているハワイ柄の
エコバッグ。かわいくて内側が温熱保存処理のビニール張り。
$3.50-$5.00位です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Snow Blanket - マウイで一番寒かった日

厚い雲に覆われてまったく見えなかったハレアカラ火山が一瞬の雲の晴れ間にぽっかりと姿を現した時、空に向かって一番高い3つの頂上は真っ白な帽子をかぶっていました。
(ハレアカラ火山:マウイで一番高い山。標高約10000フィート=3000メートル)
2008年1月29日、ハレアカラの山頂に雪が降りました。
前回ハレアカラ山頂に雪が積もったのは2002年1月、その時私は日本の関西空港のホテルにいて、マウイに電話をかける度に”雪が降ってるよ、It is so beautiful !”と全員の人から興奮気味に言われたのでよく覚えています。

マウイの冬は、タンクトップを着ている夏に比べるとだいぶ気温は下がり、特に朝晩は冷えるな〜という感覚なのですが、 これはここに住んでいる人の年間の温度比較に対する感覚であって、日本やアメリカ本土やヨーロッパなど本当の厳寒な冬を過ごしている人々からしてみれば、まったくもって甘やかされた冬をおくっています。マウイは冬とはいえ、通常晴れていれば日中は27度位まで気温はあがり、朝晩気温がさがってもせいぜい18度、半袖だとちょっと寒いから一枚長袖着ようかな、夜はジーンズをはいてでかけたほうがいいなという程度、昼間はもちろん半袖で十分といったところです。昼間は海水浴もオーケー、ただこの時期トレードウインド(北東の風)が吹くとはるか彼方の寒気を含んでいるので体感温度が寒く、曇りが続いていたりすると海にはいるにはちょっと寒いけれど、それでもウインドサーファーやサーファーやローカルにとっては海で遊ぶには十分の暖かさで、よほどの悪天候や高波警報でなければ、海から人がいなくなることはありません。
マウイの冬の特徴のひとつは、次々と High Surf Advisory(高波注意報)や High Wind Advisory(強風注意報。この時期は主にはハレアカラ山頂によくだされる)がでて、雨が続くと当然のことながら Flood Advisory(洪水注意報。主には山間部や渓流)がでます。このあたりまではいつものことで、特に High Surf Advisoryはサーファーやウインドサーファーにとっては逆にうれしい知らせとも言えます。

さて、その日は Winter Weather Advisoryが出されました。日本語だと寒冷注意報とでも言えばいいのでしょうか。ハレアカラ6000フィート以上(約1800メートル以上)が厳寒になる為、冷たい雨または雪になる可能性あり、1〜2インチ(2.5センチから5センチ)の積雪の可能性あり というものでした。
さすがにその日は下界の海のそばにいるというのに寒く、ジーンズと長袖一枚でも全然間に合わないほど寒い日でした。毛穴がすっかり 開ききってしまっているせいか、何の予告もなく突然寒くなられても身体が素直に順応できず、マウイでこんな寒いはずはない!という抵抗と疑いの気持ちだけがつのり、寒くて思考も働かなくなってきます。暖かいお茶を飲んでも、暖かいシャワーをあびても、一時的なものですぐまた寒くなります。 運動熱が一番暖かくなるはずと思い、子供のおやつをかねてパンづくりをはじめ、15分もパン生地をこねているうちにやっと汗がでてきて、なんとか寒さをしのぎました。
その日の夜は息子のカイのバスケットボールの試合がマカワオで午後7時30分よりありました。マカワオはアップカントリーと呼ばれるハレアカラの裾野の町で標高1600フィート(約480メートル)、明らかに海のそばとは気温差があり、夜になって気温も下がり雨も降り始め、体育館にはいってくる冷たい空気に、ジーンズとカーディガンの私は途中から震えはじめました。観客席を見渡すと、さずがに今日はみんな完全防寒対策で長袖長ズボンです。同じチームのジョシュのママは4枚位重ね着をしてコロコロに太っていて、手もポカポカです。 私が冷えきった手をさすりながら、”寒いけど、服もってないんだよね”と言ったら、親切にも貸してくれそうになりました。 私の主人は、手が冷たいとバスケットもできないのではないかと思い、昼間手袋を買おうと探しまわったそうですが、どこにも売っていなかったそうです(当たり前。常夏の島で手袋必要ないでしょ)。するとその試合会場の体育館で約1名手袋をしている人がいて、どこで入手したか聞きたくて聞きたくてしょうがなくなりました。
翌日1月30日も寒く、寒さ対策の為にまたせっせとパンをこねました。今日は2日目なので、寒いぞ〜という心の準備もできているし、すでに警戒している分、昨日ほどの毛穴全開状態による順応不良ショック状態までは行きませんでした。そして今頃になって、主人のウインドサーフィン専用車には冷房も暖房もついていないけれど、私の車にはなんと暖房がついていることを発見し、暖をとったのでした。

ハレアカラ山頂の雪は結局最高4インチ(約10センチ)積もりました。雪の降った1/29と1/30はハレアカラナショナルパークは雪路および氷路で滑るため閉鎖でしたが、1/31は10:00a.m.-3:00p.m.の限られた時間だけ開園、この間に訪れることができたローカルの人々は雪の感触を束の間楽しみました。学校の子供たちに見せるために、クーラーボックスにつめている人もいました。

マウイでの寒さ体験、いままでの13年間で一番寒かったと思います。 例年1月はトレードウインド(北東の風)が吹く確率が42%のところ、今年は90%吹いており(ウインドサーファーにとってはうれしい限りでした)、はるか遠くの寒気が流れこみ続け、冷え込んだそうです。冬は普通は半分以上コナウインド(南西の風)で、体感温度も寒くないことが多いのです。

さて以上随分大げさに寒そうに書きましたが(本当に寒かった)、でも気温的には最高気温22度、最低気温15度 ー これ聞いたら、北半球の冬を過ごしている人々からは”ぜいたくだ!”と怒られるでしょう。 そうです、本当に毛穴が開ききった甘やかされ状態です。半袖シャツでないと、どうもいつもの調子がでません。
(ちなみに積雪があったハレアカラ山頂の気温は最低気温マイナス6〜7度、雪が止んでからは2度前後。)

白い帽子をかぶったハレアカラを拝めたのはほんの2日間だけで、雪はすぐ溶けてなくなってしまいました。一瞬の雲の途切れた空にうかぶその様子は、誰かに真っ白な毛布をかけてもらったみたいな暖かそうにさえ見えるすごく美しいハレアカラでした。

snowカフルイの町から見たハレアカラ
頂上が白い雪でおおわれています


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マウイニュース(新聞の記事と写真)
 

by Yoko, January 2008

*プロフィール*
内藤葉子 Yoko Naito
マウイ島にて現地旅行会社と
ウインドサーフショップをしています。
ぜひ遊びにきてください。


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